株式会社奥村組

■会社情報
本社所在地
545-8555
大阪市阿倍野区松崎町
2-2-2
ホームページ
http://www.okumuragumi.co.jp/
事業内容
建設工事の設計・施工
建設コンサルタント業務
都市再開発事業
不動産事業 など 

■ビルのロングライフ化に向けた取組み

@取組みの基本方針
建築物を資産として有効利用しつつ、そのロングライフ化に努め、持続可能な社会の形成に貢献します。
 奥村組は、「人と地球にやさしい環境の創造と保全」を目指す基本理念に基づき、SDGs「11.住み続けられる街づくりを」の目標達成に向けた取り組みの一環として、建物のロングライフ化と良質なストックの蓄積に貢献できるよう努めています。
建築物のライフサイクル(企画・設計・建設→運用管理→解体)の各過程において、新しい技術・機器・部材等の開発・活用を図りつつ、物理的劣化、ニーズ の変化、技術革新等に対応しつつ適切にマネジメントして、建築物のロングライフの実現に努めます。
       奥村組は、ロングライフビルの新築企画はもとより、既存建築物のロングライフ化についても診断・評価から耐震・省エネ改修、用途転換まで対応いたします。また、お客様の建物ごとに「建物カルテ(修繕・改修記録等)」を作成しており、工事竣工後も長期修繕計画の補佐的な対応から運用状況の変化に対応した設備機器の更新等に至るまで、お客様のニーズに沿ったサポートを行えるよう備えています。
建築物の企画・設計・建設に関し、建築物のライフサイクルにわたるコストの低減、環境負荷の縮減、維持保全の容易性とフレキシビリティの確保に努めます。
 奥村組は、建築事業の企画・計画に際して、建物の地震に対する安全性やライフサイクルコスト、ライフサイクル環境負荷(CO2排出量)の評価に至るまで、各種の保有技術を駆使して、お客様のあらゆるご相談(長寿命化や運用コストの低減、環境負荷対策等)にお応えします。
建築物のロングライフの実現に向けた適切なライフサイクルマネジメントのために、不断に、企画力・技術力の向上、人材の育成に努めます。
       奥村組のシンボルマークは「人」を象徴したもので“人と自然を大切にし、未来づくりに貢献するヒューマン・コンストラクター”をめざすという私たちの心を表現しています。また、当社は、企業行動規範に「安全で働きがいのある環境を確保し、個性・創造性を大切にする企業風土を醸成する。」ことを掲げ、社員一人一人の技術力の向上に努めています。

Aビルのロングライフ化に関係する事業
 奥村組は、お客様の様々なニーズに応えつつ、付加価値を高めるトータルソリューションを提供することにより、お客様に満足いただけるリニューアル(ビルライフケア)事業を展開してまいりたいと考えています。建物は年を経るにつれて、劣化や汚れなどの老朽化・機能低下が進行していきますが、適切に手入れを行うことで長期に亘り快適に使用することができるようになります。当社はこのような維持・修繕の領域から、建物の機能や付加価値をより一層向上させる高度かつ大規模なリニューアルに至るまで、総合建設業として長年培ってきた信頼の技術力をフルに活用し、お客様に安心・満足していただけるトータルソリューションをお届けいたします。
 奥村組のリニューアルに関する事業の詳細については、以下のホームページをご覧下さい。

http://www.okumuragumi.co.jp/renewal/index.html


Bビルのロングライフ化に関係する資格者
●BELCA資格保有者数
建築仕上診断技術者 11
建築設備診断技術者 5
    建築・設備総合管理士 1人    
●その他の資格者数
・1級建築士 335人
・建築設備士   23人
・1級建築施工管理技士 575人
・1級管工事施工管理技士 83人
・1級電気工事施工管理技士 87人
・電気主任技術者 34人
・技術士(建築系)   7人
・建築物環境衛生管理技術者   1人
・マンション管理士   3人
    ・コンクリート診断士(建築系)  30人    
    ・特定建築物調査員   4人    
    ・建築設備検査員   5人    

Cビルのロングライフ化に関係する技術
●大地震に備える 〜地震に強くするためには〜
建物の耐震診断
建物の補強方法
 建物を使用しながらの耐震補強
 安全性を高める免震レトロフィット
 大地震に備える事業継続(BC)支援
    耐震性の自己チェック 
    地震&免震体験装置のご紹介
●省エネで維持費(ランニングコスト)を削減
     ZEB化改修
省エネ診断
パッシブリズミング空調
エネルギー管理システム(BEMS)「エネスケール」
●環境にやさしい建物に 〜環境負荷の低減をお手伝いします〜
低炭素・省エネルギー対策
環境保全対策
省資源・長寿命対策
●建物の魅力と価値の向上
外装・内装を一新してイメージアップ
コンバーション(用途転換)
歴史的建物の保存
快適性の向上
IT対応
バリアフリー対策
    セキュリティ対策

Dビルのロングライフ化に関するその他の情報

 企業の持続的な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みが重視される中、建築物で消費されるエネルギー収支を省エネと創エネ技術によって「ゼロ」とする「ZEB」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現・普及への関心が高まっています。奥村組は、お客様のご依頼に基づいて設計や設計施工等ZEBプランニングに係る業務を行なうZEBプランナーとして、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)に登録されています。また、1986年に建築した「奥村組技術研究所管理棟」を2020年春にZEB化改修し、建物の一次エネルギー消費量を基準ビルに対して75%以上削減したNearly ZEBの評価を取得しました。これによってZEBリーディング・オーナーに認定登録されています。
 当該建物は、実用免震ビルとして(財)日本建築センターから1985年11月に日本初の免震構造評定を取得しています。2016年秋には建物自体を人工的に揺らす自由振動実験を行って、竣工から30年経過しても当初の設計通りの免震性能を確保していることを実証しました。奥村組は既存建築物の免震レトロフィット工事の実績も重ね、ビルのロングライフ化に供する技術の確保に努めています。
 奥村組の免震に関する事業の詳細については、以下のホームページをご覧下さい


     http://www.menshin-okumura.com/