
タイルや外壁等の仕上の劣化を放置しておくと落下して人や器物に損害を与える危険があります。
平成元年11月 に北九州市の高層住宅で起こった外壁タイル剥落による死傷事故(2名死亡・1名重傷)をきっかけとして、「剥落による災害防止のためのタイル外壁、モルタ
ル塗り外壁診断指針」と「タイル外壁等剥離防止のための設計・施工上の留意事項」が建設省住宅局建築技術審査委員会によりまとめられました。あわせてもう 一つの重要な事項として外壁診断技術者の育成方策等も提言されました。
建築仕上診断技術者はこの要請に応えるため、平成2年度にBELCAが創設した資格制度です。
建築仕上診断技術者については、平成3年6月13日付で「建築仕上診断技術者の活用について」(建設省住宅防発第14号)という通達が建設省(当時)から全国の特定行政庁に出され、資格者の活用が通達されています。(これに先立ち同年5月19日には「外壁タイル等落下物対策の推進について」(建設省住防発第221号)という通達も同じく建設省(当時)から全国の特定行政庁に出され、BELCAにおいて診断技術者を育成することから、これを関係団体へ周知願うと通達されたことがありました。)
長寿命な建築が増えることが予想される今日、年月の経過した外壁等に関する安全性の問題は、人命にも直結した問題であり、今後一層深刻になっていくものと考えられます。
そのような背景から、建築仕上診断技術者の存在はますます重要になっています。
平成27年度 建築仕上診断技術者資格取得講習は終了しました。
平成27年度建築仕上診断技術者講習結果発表 → こちら
(ご参考:講習案内・申込書 → こちら)
平成27年度 建築仕上診断技術者 更新登録 → こちら
建築仕上診断業務指針 → こちら
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(平成28年2月改正)
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