平成28年度

 

(1)より良いメンテナンスのための設計・施工10の原則改訂

(平成27年度〜平成28年度)

 

1)事業の概要及びその成果について

当協会の建築物のライフサイクルコストの試算ではその8割以上が保全費、運営費、修繕改修費等のランニングコストが占めていますが、ランニングコストを決定するかなりの部分が、企画・設計、施工の段階で決定されている。

従って、企画・設計及び施工の段階からメンテナンスの専門家の意見を取り入れ、ライフサイクルを考えた企画・設計及び施工が重要である。このため当協会は、平成199月に「より良いメンテナンスのための設計・施工10の原則」を出版し、建物所有者・設計者・施工者に向けてより良いメンテナンスに必要な考え方等を普及してきた。

このたび、東日本大震災等の発生による防災面への対応や地球環境問題等への制度の強化、認識の高まり受け、新たな不具合事例を追加するとともに、内容の更新・見直しを行い、本書の改訂を行った。

 

2)委員会

主査

加藤 秀雄

日建設計コンストラクション・マネジメント

委員

木下 雄介

東京建物

委員

荻原 豪之

褐囃z設備設計研究所

委員

坂下 孝幸

清水建設

委員

島貫 宏嗣

斎久工業

委員

横田 昌治

滑ヨ電工

委員

林  有穂

高砂熱学工業

委員

田邉 利博

日本管財

委員

山本 義夫

鞄結}コミュニティー

 

作業協力

榎本 智仁

高砂熱学工業

(順不同、敬称略)   

(所管部署:開発研究部)

 

3)成果物の概要

「より良いメンテナンスのための設計・施工10の原則 改訂版

〜不具合削減のためのメンテナンスからの提言〜」

【構成】

第1章 設計、施工とメンテナンス

第2章 代表的な 24 の不具合

第3章 設計・施工段階におけるメンテナンス関連事項の検討

第4章 不具合削減のための関係者間の連携

第5章 メンテナンス側から提言する設計・施工 10の原則

資料1 メンテナンスにおける不具合削減のための参考資料

資料2 建物運用上の不具合事例シート

資料3 関連用語と参考文献