BELCA環境セミナー

夏の節電から学んだこと

〜今後の中小ビルの運用改善に活かすために〜

 先日は、BELCAセミナーにご参加頂き、誠にありがとうございました。セミナー終了後お送り頂きましたご質問に対するご回答を公開致しますので、ご参考にして頂ければ幸いです。

 

ご質問に対する回答

質問@

先日、家庭情報のテレビ番組で「空調の間欠運転は実は節電にならない」(ON/OFFに使用される電力量が多い?)ようなことを言っていましたが、ビルの空調運用にもそれがあてはまるのでしょうか?

回答@

空調は、起動時に特に多くの電気を使います。したがいまして、頻繁にON・OFFを繰り返すと、逆に電気の浪費につながる可能性があることは、ビルの空調運用についても言えると考えます。ビルにより条件が異なりますので、空調停止の基準を明確にすることは困難ですが、会議室等の退室時や業務終了時の空調停止をルール化すること、冬季については、「室温が20℃を下回らないこと」を条件に、適切な設定温度に維持するという取組が有効と考えます。

質問A

エレベーターの節電について

2台 → 1台にされた時、OFFにした1台は電源から遮断されているのでしょうか。

待機電力削減の効果について、ご検討されている所を御教示頂ければ幸いです。

よろしくお願い致します。

回答A

エレベータの運転台数を2台から1台に減らした時に、停止した1台の電源は切っていません。このため、制御装置の電源として常時約100[W/]が待機電力として消費されていました。この電源を切れば、約100Wの節電にはなりますが、長時間、この電源が切られると、エレベータの停止位置の位置決め等、各エレベータに設定された固有の値が失われ、再起動時にメーカーやメンテナンス会社による手動の再設定が必要となるため、我々(()電力中央研究所)の実験ではこの電源を切りませんでした。

また、この実験に使ったエレベータは2台で一つのシステムを構成しており、このシステム付属の遠隔監視装置等のために常時約20[W/システム]を消費していました。これについては電源を切ることはできないようになっていました。

 

以下は弊所で行ったエレベータ関連の研究の報告書です。ご参考まで。

 

http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/R06001.html

http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/R08004.html

 

 

セミナー概要

主   催

公益社団法人 ロングライフビル推進協会(BELCA)

開催日時

平成23129日(金)1330 〜 1645(開場1300、閉会1700頃)

開催場所

飯田橋レインボービル 中会議室

プログラム

Pro.1 都内中小規模事業所の節電対策等

東京都環境局都市地球環境部計画調整課中小規模事業所対策支援係 安野 健志 氏

 

Pro.2 具体的な取り組みやその削減効果と新しい動き

鰹Z環境計画研究所 所長 中上 英俊 氏

 

Pro.3 電力中央研究所における節電への取り組み

()電力中央研究所 システム技術研究所 需要家システム領域リーダー 中野 幸夫 氏

 

CO2削減、省エネ、環境関係の情報提供」 検討委員会

事 務 局

公益社団法人 ロングライフビル推進協会(BELCA)開発研究第一部 小林・加藤

1050013 東京都港区浜松町2113 芝エクセレントビル4

TEL0354089830 FAX0354089840 E-mailbelca@belca.or.jp