鹿島建物総合管理株式会社


■会社情報

本社所在地

〒104-0061 
東京都中央区銀座6-17-1
銀座6丁目-SQUARE
ホームページ
http://www.kajima-tatemono.com/
主な事業内容
建物設備管理
清掃
警備
施設運営
建築リニューアル工事


 

 

■ビルのロングライフ化に向けた取組み
 
@取組みの基本方針
建築物を資産として有効利用しつつ、そのロングライフ化に努め、持続可能な社会の形成に貢献します。
 お客様の建物の建設、開発事業の計画段階から、設計・施工との調整を行いつつ、建物の効率的な管理に向けたコンサルティングを提供する中で事業計画の根幹となる管理計画や管理費等の設定、および長期修繕計画の策定を行うことでお客様の資産がより有効に活用される基盤を作ります。
建築物のライフサイクル(企画・設計・建設→運用管理→解体)の各過程において、新しい技術・機器・部材等の開発・活用を図りつつ、物理的劣化、ニーズ の変化、技術革新等に対応しつつ適切にマネジメントして、建築物のロングライフの実現に努めます。
 お客様の建物の企画・設計・建設段階においては、長年の建物管理経験から培った視点からの最新技術の導入検証にも対応することが可能です。また、運用管理段階では毎日の点検業務によりそれら設備機器の安定した稼働を確保します。日常点検・記録・保守・修繕などの「日常管理」に加え、法令で義務付けられている「法定点検」、保全を目的とした自主的な「保守点検」を実施し、お客様の建物と設備機器を常に最良の状態に維持します。さらに、建物内の使用頻度等を把握し、品質とコストのバランスのとれた適切な清掃と同時に室内空気環境測定や水質検査を実施することで、高水準の衛生的環境を実現します。
建築物の運用管理に関し、コストの低減や環境負荷の縮減に配慮しつつ、維持保全計画に基づいて運用・保全(修繕、更新)するとともに、ニーズの変化、技術革新等に対応してバリューアップ(改修)に努めます。
 お客様の建物の運用管理に際し、設備管理のプロフェッショナルが快適性を保持しながら省エネを達成する手法を検討し、効率的な省エネ活動を推進します。くわえて、鹿島グループの実績データを元に鹿島建設が独自に開発したLCC評価システム「KLEADR」を使用し、建物の計画・施工・運用・リニューアルといったあらゆる場面で、お客様のニーズに対応した詳細なLCCの算出や長期修繕計画の策定を行っています。
 建物の劣化状況や社会ニーズの変化、技術革新の進歩など、無駄な出費がかさむ前に適切・的確な建物診断を行い、建物の内外装・構造・設備の機能劣化状態を適確に把握し、リスクとコストのバランスのとれた適切なメンテナンス、修繕、リニューアル計画を提案します。
建築物のロングライフの実現に向けた適切なライフサイクルマネジメントのために、不断に、企画力・技術力の向上、人材の育成に努めます。
 建物管理業務は多くの法令の遵守に加え、しかるべき資格者による点検等が義務付けられています。また、建物管理に関する法令は日常的に改正が繰り返されるため、企業として法改正に適切に従う体制を構築するために、ITを活用した周知(マニュアルや教育システムの整備)を徹底しています。
 建物オーナー様の業務にあっては予算確保、法対応、管理業務の効率化に加え利害関係者への説明が重要となりますが、当社が建物管理に利用するITシステムは、それらの裏付けとなる数値を的確に提示し、オーナー様の業務をサポートします。建物の寿命、リニューアルのタイミングや費用対効果、そして生涯コストを鹿島建物が鹿島建設とともに集めてきた膨大な施工、管理実績から、精度高く予測することができます。
 当社の遠隔監視システム(コールセンター業務)は、専門技術者が24時間・365日、お客様の建物を監視するとともに、ITシステムに当社の全管理物件の情報(履歴管理)を集約しているため、迅速・的確な対応することが可能です。


Aビルのロングライフ化に関係する事業
 鹿島グループは、ライフサイクルマネジメント(LCM)の各場面でお客様の建物の資産価値を向上するため各種のサービスを提供しています。グループの一員である当社は、建物の構造や設備機器の特性を十分に知り尽くした鹿島グループのノウハウを活かし、修繕計画・メンテナンス・調査診断を始めとした建物管理のPDCAを確実に繰り返すことにより、施設個別の特殊性を加味した高品質な建物管理を実現します。
 特に建物のロングライフ化のためには、長期修繕計画の策定と建物劣化診断、更に維持管理データの蓄積・分析による予防保全を継続的、一元的に行い、無駄・無理のない修繕・改修を行うことが重要です。
 当社では日常管理による修繕履歴の蓄積、その蓄積データの利用による適切な修繕計画の策定、修繕工事の実施まで全てを一元的に行うことが可能であり、ビルの長寿命化とLCCの低減を実現します。


Bビルのロングライフ化に関係する資格者
●BELCA資格保有者数20156月現在)
建築仕上診断技術者 29人
建築設備診断技術者 35人
建築・設備総合管理技術者 14人
●その他の資格者数20177月現在)
・ファシリティマネジャー 47人
・特殊建築物調査資格者 137人
・1級建築士  67人
・建築設備士       15人
・1級建築施工管理技士 95人
・1級管工事施工管理技士 72人
・1級電気工事施工管理技士 69人

  

Cビルのロングライフ化に関係する技術
●日常管理データ関係
日常管理データ蓄積・分析ツール「CAFM」
●長期修繕計画関係
長期修繕計画書作成ツール「KLEAD」
●建物診断関係
耐震診断、劣化診断、機能診断
●省エネ関係
簡易省エネ診断、詳細省エネ診断、EneREADs
EneMASTER
●マネージメントサービス関係
ファシリティマネージメント
プロパティーマネージメント
プロジェクトマネージメント
コンストラクションマネージメント
プロジェクトマネジメント/コンストラクションマネジメント
建設プロブレムソリューション

Dビルのロングライフ化に関するその他の情報
 当社は、高度な専門知識を保有したスタッフがオーナーに代わって施設・設備の維持管理・運用、テナントの募集、賃貸運営管理、施工管理などを効果的に実施し、利益とキャッシュフローの最大化を実現します。
 建設のトラブルに定型は有りません。建設プロジェクトに対する不慣れ・不適切な対応はコストの増加や時間の浪費につながります。当社は、お客様が抱える様々な建設関連の課題をスムーズに解決いたします。
 PPP(官民パートナーシップ)において良質な公共サービス提供のため、豊富な管理実績とノウハウを基に維持管理・運営業務を適切に実施します。当社は、事業の特性や競合関係等を踏まえ、情報収集段階から、幅広い事業パートナーとのネットワークを活かし、最適なコンソーシアム組成をサポートします。また、全国の支社・営業所、出張所を拠点に、あらゆる地域・さまざまな用途で迅速かつ的確な支援ができる体制を整えています。