7回 BELCA会員の新技術・新事業等の説明会

「建築・設備のセンシング・IoTにかかる技術の説明会」

を開催いたしました。

昨今、様々な分野でIoTInternet of Things)の活用が盛んに検討されています。建設業においても、設計、施工、運用、維持管理等の各段階で、建築物をモニタリングする情報システムに関して研究が進められ、センシングにかかる技術が普及・展開され始めています。

また、建築物には利用者が安全・安心、快適に利用できる空間・環境が求められるだけでなく、より一層の省エネルギー化等も求められておりますが、これらの要求により適切に対応できるようIoTの技術が利用されております。

今般、BELCAでは、「建築・設備のセンシング・IoTにかかる技術」として、以下の協会会員のIoT技術を利用した取り組みを紹介する説明会を開催いたしました。

当日は、多くの方にご参加いただき、盛況のうちに終わりました。

 

1.開催概要

開催日時:平成291219日(火)14001700

会  場:BELCA会議室(東京都港区浜松町2-1-13 芝エクセレントビル4階)

者:32

 

2.各技術の説明内容等(当日はプログラムに変更がありました)

高砂熱学工業株式会社:IoT(無線センサー)とクラウド、AI技術を活用した空調設備最適運用への取組

説明者

高砂熱学工業株式会社 執行役員事業革新本部特命担当    倉田 昌典

概要等

高砂熱学工業鰍ナは、大規模商業施設や病院などにIoTデバイス(無線センサー)を配置し無線でデータを収集、室内環境・エネルギーを可視化することで、空調設備運用の課題抽出および改善に取り組んでいます。また、クラウドサービスを利用し、過去数年分の建物運用データを元に、簡便に熱負荷を予測する実証試験を行ってきました。

当日は、実証試験において培ってきた、無線センサーによる室内環境計測、過去データからの学習による熱負荷予測の詳細、リアルタイムデータによる空調最適制御などについて、ご説明いただきました。

 

 

当日のプレゼン資料補足資料

当日の様子

問合先

高砂熱学工業株式会社 事業革新本部 TEL: 03-6369-8203

関連
情報

GreenAir活動:https://www.tte-net.com/solution/support/customer_center.html

 

大成株式会社IoTを活用したビル設備監視システム並びにドローンによる残業抑制・オフィス内巡回システム「T-Frend

説明者

大成株式会社 経営企画本部 業務企画部 次長    加藤 千加良

技術

概要等

 ビルメンテナンスの現場では、設備不具合の予兆を速やかに検知し、確実に復旧させることが重要です。大成鰍ナは、センサーデバイスとクラウド型サーバーの提供会社(富士通(株))、クラウド型マニュアル作成・共有プラットフォーム作成会社((株)スタディスト)と連携し、ビルメンテナンス業務に関するノウハウをもとにビル設備の異常検知と状況に応じた作業指示マニュアルの自動配信がなされるビル設備監視システムを構築し、既存のビルで実証試験に取り組んでいます。
 当日は、システムの概要に加え、実施事例についてご説明いただきました。
また、同社の最新の取組みの『ドローンによる残業抑制・オフィス内巡回システム「T-FREND」』についてもご説明いただきました。

 

当日のプレゼン資料

当日の様子

問合先

大成株式会社 経営企画本部 業務企画部 TEL03-6457-8051

関連
情報

@    IoTを活用したビル設備監視システム:

  http://www.taisei-bm.co.jp/ir/pdf/20170510_Pressrelease.pdf

A    ドローンによる残業抑制・オフィス内巡回システム「T-FREND」:

  http://taisei-bm.co.jp/beyond/t-frend/

 

 

本ページに関する問合せ

 公益社団法人ロングライフビル推進協会 事業推進部

 TEL03-5408-9830 FAX03-5408-9840 E-mailbelcabelca.or.jp